購入から3年。アテンザワゴンの初回車検となりました。
3年乗って特に大きな不具合もなく良好です。この3年でアテンザはマイナーチェンジして、名前までMAZDA6に変わりましたが、ちょっとジャガー風になった顔がそんなに好みでもないこともあり、買い替えの検討はなし。ますます愛着が湧いてきています。ちょっとFR化には興味あるけれど。
大した不具合はないと書きましたが、バッテリーに関してはやや不安な警告が出ます。ディーゼルかつiStopで負荷がかかっているのは承知ながら、2週間くらい乗らないと毎度この警告が出るのはちょっと怖いですわね。
一応、今回チェックしてもらって、ややヘタってるものの今回の交換がマストではないということなので、あと1年くらい様子を見ることにしました。
CX-30のちょうどいい使い勝手
今回の車検予約時、マツダの営業さんに代車の手配もしていただきました。MAZDA3との2択だったのですが、実用性でCX-30にしてみました。
サイズは全長4,395㎜、全幅1,795㎜、全高1540㎜で、アテンザワゴンよりもかなり小さいです。(アテンザワゴンは全長4,805㎜、全幅1,840㎜、全高1480㎜)
室内は高さがあるせいか、そこまで狭いとは感じなかったですね。後席は流石にアテンザと比べると狭いですが、大人がちゃんと座れる余裕はあります。
装備もこのクラスとしては十分すぎるくらいで、ガラス投影式のHUDや電動開閉式のテールゲートなど、自分のクルマにない装備はちょっと羨ましい。
車高も高めでコンパクトなので取り回しがしやすく、都会の狭い駐車場でもラクラクです。内装もアテンザと同等レベルでチープさはなし。本当によくできたクルマだなぁと思います。欠点を探すのが大変。
車中泊がしたいとか、そういう要望がなければ全然おすすめできるクルマです。
あえて欠点をあげるとすれば
代車での限定的な試乗のため、理解できていない事も多いのですが、総じて素晴らしくよくできたクルマだと思います。ただ、それでも気になったところを上げておきます。
まずはエンジン。この代車は1.8Lのディーゼルエンジンでした。僕のアテンザは2.2Lのディーゼルなのですが、想像以上にパワーの差があるなと感じました。
ディーゼルの良さってトルクを生かした加速感だと思っていて、アテンザ購入時もパワフルだけど静かに引っ張ってくれる感覚に惚れたものですが、このクルマでは音の静かさもパワーも物足りません。
まぁ、比較対象が悪いという話かもしれませんが。
人馬一体を謳っていて、サスもSUVとしては硬めというか剛性感を感じる味付けならば、エンジンの軽快さも欲しかったなぁという贅沢な話。ガソリン車や目玉のスカイアクティブXを体験していないのでなんとも言えませんが、ちょっと惜しいなぁ。
そのスカイアクティブXも、技術的にはあっぱれな大発明だと思うのですが、現状では値段が高く、しかもハイオク推奨ということで中途半端な印象が拭えません。MAZDA3やCX-30の車格ではなおさらですな。
2つ目はマツダコネクト。
モニターのサイズは8インチになって大きくなっていましたが、使い勝手そのものはあまり変わってなさそうです。アテンザでもしばらく使えば慣れるだろうと思ってましたが、3年経ってもそうでもないです。たぶん本当に使いにくいのだと思います。
先進安全技術も、思ったほどではなかったかなぁ。追従型のクルーズコントロールもブレーキの感覚が自分の運転とだいぶ違うので落ち着かない。前車の挙動のせいもあるんだろうけど、カックンとした挙動はまだまだ安心できないという印象が残りました。
結論 アテンザは良いクルマ
実質2日間のCX-30試乗を経て出た結論は「アテンザは良いクルマ」でございました。更にいうとMTが最高ですね。扱いによってジェントルにも荒々しくもできるのはまさに「人馬一体」ですし、アテンザだからできるゆとりもあります。
アテンザにだって欠点はありますが、新車との比較で長所がよくわかった今回の代車体験でした。
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