イチローの引退とこれからの野球と

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息子が初めて名前を覚えた野球選手は、その翌日に引退をしました。

イチローがブレイクした94年、僕は中学生でした。突然現れた「振り子打法」でヒットを量産する姿をみて、この未知のバッティングフォームの分析を父親としていたのを思い出します。そこから26年。天才打者の引退はある程度予期していたくせに大きな衝撃として受け止められるものでした。

引退会見もリアルタイムでほぼ全部見ました。長かった会見の中で僕が気になった部分が、①最近の頭を使わなくてよい野球 ②プロアマの壁 の2つです。

目次

頭を使わなくても良い野球

問題になりそうだと、最後まで言わなかったので推測ですが、最近のデータ重視の傾向を指していると思います。重視というか偏重のレベルですかね。
日本でも高校ですらデータは重視されていますが、メジャーほどではない気がします。シフトとか本当に大胆にやりますよね。

まぁイチローの打球分布みるとシフトなんか関係ないけどね。

草野球を極めたいという冗談のような話が会見の中でありましたけども、試合の中で相手投手攻略を考えるのが草野球の楽しみの一つだったりするので、あながちやりたい野球としては冗談ではないのかもしれません。

プロアマの壁

この10年ほどでプロアマの壁問題は大きく前進していて、2日の講習を受ければ元プロでもアマチュア選手への指導が可能になっています。ただ、もっと大きな次元、日本の野球界全体でみると、まだまだ問題は多いと思います。

ちょうどセンバツが始まりましたが、球数制限の話もあまり進みません。この話が簡単なルール改正とはならないのは理解しますが、気になるのはこのルールが高校独自のルールにしちゃっていいのってところです。
プロとか社会人も含めて国際大会に沿ったルール統一を考えれば、オールドファンにガタガタ言われることもないだろうにと思います。まぁその前に星の数ほどある「野球連盟」っていうウルトラ厄介な縄張り争いをなんとかしないといかんのですけども。

球数制限の話は、個人的にいろいろ思うところがあるので、どっかの機会に書きたいと思います。

日本の野球はどうするべきか

イチローも言ってたように、日本は日本の野球をやるべきだと思います。パワーとデータがアメリカ野球に対して、小技と心理戦の日本野球みたいなものを作っていけばいいんじゃないですかね。や、べつに小技と心理戦じゃなくてもいいんだけど。

せっかく甲子園っていう、全国規模でファンがいるえげつないイベントをもっているんだから、子供からプロまで一本筋が通せるようなしくみというか育成を真剣に考えていかないといけないんじゃないかと思います。
その辺、イチローみたいなカリスマがビジョン示してくれると動きそうなんだけどね。

ダメか、人望ないっていってたしw


話それたけれども、イチロー選手、本当にお疲れさまでした。

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この記事を書いた人

都内の通信企業に勤める2児の父。松坂世代。

大学まで野球部で投手。草野球で野手転向。
30歳でボクシングを始め、32歳からラグビーを趣味にしている変な人。

スポーツ好きだけど、基本的にはゲームや映画など、屋内で過ごすのが好きな人。

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